累計4435名を対応してきたジムのトレーナーからの提言
※2022年年5月現在
身体が硬い人ほど知ってほしい!
ストレッチで柔軟性を高めるために
伸ばすより大切なこととは?
from 宇都宮 裕
ストレッチは大事、でも...
健康のため、故障を防ぐため、スポーツのために、ストレッチに取り組む人は多いと思います。
ただ、一生懸命ストレッチに取り組むものの、なかなか柔らかくなならない、という状態になっていないでしょうか?
「私は生まれつき身体が硬いからしょうがない…」
そんな風に諦めてしまっている方もいるかもしれませんが、実際はストレッチで大事にすべきポイントを誤解しているために成果が上がっていなかったり、かえって身体を硬くしてしまっているというケースがとても多いんです。
伸ばしっぱなしにしていませんか?
ストレッチというと...
じっくり筋肉を伸ばせばいい、と思いがちですが、これではなかなか柔軟性は高まりません。
なぜかというと身体に力が入りっぱなしで、一般的な筋トレをしている時と同じような状態になるからです。
筋肉は伸ばされると元の長さに戻ろうとする性質があるのですが、ストレッチで伸ばしっぱなしにするのは、この元に戻ろうとするのを無理矢理止めているような状態。
車で言えばブレーキとアクセルを一緒に踏んでいるような状態なので、柔らかくなるどころか、身体にとってはけっこうな負担になります。
ではどうするといいか?
ポイントは、筋肉が軽く伸びるのを感じたら、しっかりゆるむ位置まで戻すこと。
筋肉が伸ばされた後、ゴムやバネのように元の長さに戻ろうとするタイミングで、筋肉がゆるむ位置まで戻す。
これをうまく行っていくことで、筋肉の強い緊張状態ができずにリラックスした状態を保ちながら柔軟性を高めやすくなります。
実際のストレッチのイメージ
ただし、、、
伸ばす前の姿勢から、すでに筋肉が伸ばされて緊張している状態だと、ゆるむ状態は作れません。
その場合は少し楽なポジションから始められる工夫が必要になります。
よくある裏もものストレッチでの例をお伝えすると、、、
①ヒザが曲がった状態をつくる
裏ももの筋肉は、ひざが伸びた状態の方が伸ばされて緊張が強くなるので、ひざを曲げると少し楽なポジションになります。
②足首がゆるんだ状態で行う
足首の角度は、つま先がスネ側に近づく程、ふくらはぎの筋肉を介して裏ももの緊張が強くなりますので、足首をベンチから出す等して、つま先がスネから離れた角度をとることで、比較的楽な姿勢になります。
③おしりの下に台等を入れる
お尻の下に台等を入れて、お尻位の位置を高くすると相対的に脚の位置が下がるので、最初の体勢としては楽な状態を確保しやすくなります。
これらを組み合わせて、よりリラックスできる体勢をつくることも効果的です。
ぜひうまく取り入れて、ストレッチで柔軟性を高めるきっかけにして頂ければと思います。
柔軟性の低下や
それに伴うお身体の不調を
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トレーニングと言っても、身体に強い負荷をかけるようなきついものではなく、軽い負荷で筋肉の柔軟性を高めるトレーニングなので、運動が苦手な方でも無理なく行って頂けます。
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